病気をした人は、 その分、 人のことを思いやれる。 慈愛が深まる。 病気は、 いろいろなことを 教えてくれる。 死を見つめたり、 生きる意味を考えたり、 人生のかけがえのなさが 見えてくるものだ。 すべて、 より高い人生の頂へと 登っていくための 通路なのだ。 教科書なのである。 生命には 「生き抜く力」がある。 「治す力」がある。 それを引き出す 最高の「大良薬」が 妙法である。 病気を 宿命転換の好機と定める。 その強き一念が、 一切の障魔を破り、 幸福への軌道を広げる。 人間誰しも 病気になることはある。 肝心なのは 「病気に負けない」ことだ。 「強い心」「負けない心」が あるかぎり、 人間は、すべてを プラスに転じていける。 大切なのは、 生きているうちに、 どれだけ「生命の質」を 高めることができるかだ。 長く生きることだけが、 長寿ではない。 大切なのは、 きょう一日を、 ..